【無法地帯】「川や海の上なら航空法クリアでOK」という大いなる勘違い。他法令が牙を剥く瞬間
「DID(人口集中地区)と目視外の許可は取ってある。だから川の上でも海の上でも問題なく飛ばせる」 もしあなたの組織にこんな認識の操縦者がいるなら、今すぐ飛行業務を止めさせた方がいい。航空法の許可・承認さえ取っていれば、どこでも飛ばせると思い込んでいるのは、大いなる勘違いである 。
空のルールだけでは済まない現実
DIDや目視外の許可を国から得ていたとしても、実際の現場には航空法以外の網の目が無数に張り巡らされており、それを無視している事業者が多いのが現実だ 。
- 河川の上空: 河川法(自由使用の原則と制限)への理解と、管理者への確認プロセスが不可欠である 。
- 海や港の上空: 港則法や海上交通安全法といった、海の交通ルールが牙を剥く 。
- 離発着地点: ドローンを置くその地面において、道路交通法や民法(所有権)のクリアはできているか 。
コンプライアンスの形骸化を許すな
「空のルールだけ守っていれば良い」という浅はかなコンプライアンス意識のまま現場に出ることは、事業に対する重大なリスクである 。航空法はあくまで一つの基準に過ぎない。ドローンをビジネスとして運用する以上、飛行ルートに関わる他法令のリスクを先回りして潰すこと。それこそが、プロフェッショナルに求められる真の運航管理である。

