【盲点】許可書だけで満足するな。添付した「飛行マニュアル」無視は即、航空法違反である

【盲点】許可書だけで満足するな。添付した「飛行マニュアル」無視は即、航空法違反である

ドローンの許可・承認申請を行う際、以下の3つの書類を用意して申請する。

  • 様式1:無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書
  • 様式2:無人航空機の機能・性能に関する基準適合確認書
  • 様式3:無人航空機を飛行させる者に関する飛行経歴・知識・能力確認書

しかし、多くの操縦者がこの申請の「本質」を理解していない。

実は、メインとなる「様式1(無人航空機の飛行に関する許可・承認申請書)」に記載されているのは、「自分がどこで、どんな飛行をしたいのか」という要望だけである。

当然、それだけでは国土交通大臣が許可を出すわけがない。一番重要である「どのような安全対策を講じるか」という具体的な内容は、すべて添付する「飛行マニュアル」に記載されているのだ。

様式1に飛行マニュアルを添付することで初めて、「これだけの安全対策を徹底するので、DID(人口集中地区)での飛行や目視外飛行の許可・承認をください」という話が成り立っているのである。

「マニュアルの不履行=航空法違反」の現実

つまり、許可・承認申請とは、国に対する「この飛行マニュアル通りに安全に飛ばします」という誓約にほかならない。

許可・承認書を持っているにもかかわらず、添付した飛行マニュアルの内容を守らずに飛行させた操縦者は、その時点で即、航空法違反であることを理解しなければならない。

「国指定の標準マニュアルだから読んでいない」「申請は代行に丸投げしたから中身を知らない」などという言い訳は一切通用しない。安全対策を無視して飛ばしているのと同義である。

マニュアルを知らない者は、操縦者を名乗る資格はない

許可・承認書を持っているのに、その根拠となる飛行マニュアルを知らない。そのような操縦者は、プロとしての自覚が完全に欠如している。操縦者を名乗るべきではないし、そもそも無人航空機に触れる価値すらない最低の人間であることを認識するべきだろう。

許可・承認書は免罪符ではない。自分が国に提出した飛行マニュアルを今一度読み込み、そこに書かれた安全対策を現場で100%実行すること。それができて初めて、空を飛ぶ資格を得られるのである。